「基礎」を徹底的に掘り下げ、身につける
初学者のころ、あと「ちょっと疲れてるとき」は、対症療法的な、Tips的な、上っ面を先に学んだ方がよいです。
手応えも見えやすいし面白いので、モチベーション維持が期待出来ます。
ただ。
「きちんと」学ぶときは、基礎をしっかりと身につけましょう。
とりあえず「よくわからないけど何となく動いてる」とかは論外。最終的には、CPUが電気信号がどんな風に流れているか、までを把握するくらいが、ソフトウェアエンジニア、インフラエンジニアとしては「必要な」基礎です。
一応先に書いておくと。「いきなり」その深みまで入り込もうとすると、ほぼ確実に「謎の森」に迷い込むので。
とりあえず「今必要な知識+一歩」、基礎に対して踏み込みを入れましょう。
千里の道も一歩から。踏み込んだ一歩の積み重ねが、ゆっくりと、基礎をより確かなものにしていきます。
あらゆる技術は、ほぼ確実に「前身」が存在します。
その前身をしっかりと踏まえ、対象技術がどのような理由から生まれ、発展し、育ち、ゆがんできたのか。
その道筋を把握すればこそ、「現状、自分にとって未知の技術」であっても、ある程度の道程の「予想」を立てることができます。
丸暗記とか、必要ありませんしむしろ有害です。
「背景に流れる哲学」を、しっかりと学び、噛みしめ、習熟させるようにしていきましょう。
UNIX magazine classic with DVDに書かれている「いまある道具はなぜこの形をしているのか?」という言葉。
この重さを大切さを、しっかりと噛みしめていきましょう。
さればこそ、経験を「力に」変える事ができ、それはすなわち「生涯現役」としての道のりを築き上げる一助となり得るのです。