gallu's diary

「弟子向けの口伝」を書いていこうと思います。full openな場所で恐縮ではありますが、基本「ある程度スタンスその他を踏まえている弟子向け」の文章を想定してみたいと思いますので、その辺のスタンスをわきまえられない方には、あまりお勧めできない文章になるかと思いますので、ご了承ください。

「自殺」について

重たい文章だけどねぇ。
まぁ、書いて置こうか、と。

多分、自殺には2種類(以上)ある、と思ってる。

一つは「自殺による、周囲へのアピール」。
ん…時々ある「定期的に自殺する」アピールと、自殺未遂。
どこぞの作家さんは、一部によると「彼の自殺の原因は、自殺未遂に失敗したからだ」なんて話もあるようですが。
この辺は「自殺」によって、周囲に何かを伝えたいんだろうなぁ、と。
定期的に耳にするので、恐らく「あるんだろうなぁ」なお話です。
まぁその「何か」ってのは「自分はつらいから助けて」っていうメッセージだったりすると思うのですが(「私に注目して!」も、基本「注目されていないのがつらいから助けて」だとは思うので)。

もう一つは…上手く言葉にしにくいのですが「現状の、問題ある環境からの回避」。
別に「死にたい」訳ではなくて、単純に「耐えがたい現状を回避するための手段」として、「現世以外のところにいく」ってのを考えるわけです。
こういう例えをするのですが…

あなたは水に潜っています。
息継ぎをしないと息が持ちませんが、水面には「一呼吸で確実に死ぬ」ような毒が蔓延しています。
さて、どうしますか?

現状「しゃれにならないレベルでストレスに晒されている」場合。
とりあえず「今の場所にいる」と確実に耐えられない事がわかっていて、一方で「死ぬ」ってのはその後どうなるかが不明なので、ということはもしかすると「現状よりマシである可能性」だって、あり得るわけです。

ちなみに「確実に耐えられない、って言っても死ぬよりはマシだろ?」と思う人は、間違いなく「耐えられない苦痛」を経験したことがない人です。
耐えられない苦痛は「耐えられない」からこそ、耐えられない苦痛、なんです。
ちなみに「肉体的な苦痛」の場合、ドーパミンとかあって便利ですねぇ。心の痛みってその辺が出てこないから、本当に、これは割と「物理的な意味で」目の前が真っ暗になります。

おいといて。

まぁ上述のような感じで、恐らく「積極的に死を選んでいる」わけではなくて「あぁ、現状から、少し楽になるかもしれない方法があるんだ」って感じで、ある意味、解放されるような感じで「自殺」を選びます。
水の中は苦しいから。「毒がある」とわかっていても、水面に出て空気を吸うわけですね。

いやまぁあちこちで出てくる「神様からいただいた命を自らの手で終わらせるのが良くない」云々について、理屈は大変にわかりますし、基本、知り合い以上身近な存在なら間違いなく止めますが。
ただ「自殺した人は心が弱かった」とかなんとかってのが、最近、数件連続で目に入ってきたので。

「そこまで追い詰められたことが無い人」はある意味気楽に言えるんだろうなぁ、と思って、書いて見ました。

…うん、なんか、誰得な文章だなぁ、という気はするのですが(苦笑
まぁなにがしか、役に立つことがある、かも、しれないので。